2018/01/23

artificial

人工的な・・


9月の新学期
数少ない日本人保護者と校庭で
世間話をしていたら
カナダ人男性が近づいてきて


”日本語話しているんですか?”
といきなり聞かれました。


??


”私の名前は○○です。
これからこの学校の先生です。”


流暢に日本語で自己紹介を
してくれました。



そして偶然にも息子の
担任になったのでした。



P先生(担任)は
日本に数十年住んで
いたこともあってか
思っていた以上の
日本語力をお持ちです。


彼の日本語力もさることながら
日本に長く住んでいたことが
彼の思考も変えたのか?
面白いエピソードがありました。





学校には午前中に一回
recess(休憩時間)があります。


その際に家庭から持ってきた
スナック(お菓子・フルーツなど)を
食べたりします。


ピーナッツアレルギーの子に対する
予防のために学校内は
”ナッツフリー”(ナッツ類のもの禁止)
であることは周知の事実。


それ以外の禁止令はない中
子供たちや友人の子供たちの
学校の先生が、食べ物に対して
規制をしたことはP先生がお初です。



今からさかのぼること数か月


いつもは、ハロウィーンの後に
大量に貰ったチョコを
学校のスナックに持っていくのに


P先生が許可していないので
ハロウィーンキャンディー
(総称でキャンディーという表現有)
学校に持っていけないと
息子が言いました。





















その時は
ただ単にハロウィーンで
チョコを貰った子供たちが、
チョコを学校に
たくさん持ってくることを
反対しているのだろう位に
思っていましたが。



その後も
ことあるごとに
これはP先生が
許可していないから
持っていけないと
チョコサンド菓子や
ジュースまでも
持って行かなくなりました。



P先生は子供たちにどうして
規制をしているか食べ物の
原材料について話をしたそうです。



お菓子にたくさん含まれている
”砂糖”は”砂糖”ではない。


昔は”サトウキビ”から砂糖が
作られていたが、お菓子などに
使われている砂糖は”人工”のもの。


ジュースにもたくさんの
”人工”の甘味料や色が入っていると。


それらの話を受けて
子供たちがどう捉えて
自分の食べるもののことを
考えるきっかけになることは
とても良いと思います。



実際に息子は
”先生に怒られるから”という
観点ではありますが、スナックは
健康的なものを持っていくことが
習慣ずけられてきました。




クリスマス前のことです。
P先生から保護者宛に連絡がきました。


クリスマス会では
お菓子をもってくることを
認めるという結論に
クラス全体の議論で決まりました。

(ほとんどのクラスが
お菓子を食べながら映画を観たり
ジンジャーマンブレッドハウスを作ったり
勉強はせずにクラスでパーティーをします)




クラスでの議論を是非
聞いてみたいところですが・・。



でも、親の立場からして
子供の持ってくる食べ物に
対して先生が規制するのは
いささか違うのでは?
とも漠然と思っていました。



やはり色々な考えを
親ももっているようで



”P先生の食べ物に対する規制は
おかしい!校長に苦情を言ったわ”


”子供が健康的なスナックを
好むようになって良かったわ”



という両極端な意見を
それぞれの親から聞きました。



TT母の意見


問題を考える機会を与え
それをどう捉えるかは相手次第
それを強要する
のは違う。



















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