2017/05/24

hideous

売られた喧嘩



カナダの社会もそうですが
学校にも色々な国&文化を
ルーツに持つ子供たちが
一緒に学んでいます。




K子供たちは
カナダ生まれで
日本人を親に持つ
いわゆる日系2世。
Japanese Canadianになります。



カナダの面白いところは
多民族国家ゆえに
公用語である
英語とフランス語を軸に
(私の住む州では、英語が主流)
みんながそれぞれの言語を
使って生活していることです。


学校への提出書類の中に
家庭で主に使う言語という欄が
必ずあります。
(我が家の場合=Japanese)



肌の色
髪の色
目の色
親と会話する場合の言語
家から持参するランチ
着ている服
宗教


違います。



全世界共通の意見としては
いじめは良くないことだと
認識されているかと思います。


でも必ず起こってしまう
いじめ。


いじめられる子
いじめる子
誰にでもなり得ること。



K息子も
言葉でいじめられた経験が
あります。


(去年のこと)
K息子髪を切るのを嫌がり
わかったことです。


クラスメートに髪を短くしたら
acornとか言われるし
僕のことHideous, HOBOとか
言うんだよ。



Hideous, HOBO??


速攻意味を調べました。


Katie意味を知り愕然・・。


醜い
浮浪者


なんで?
我が子がこんなこと
言われる?


K息子に状況を
聞いてみました。



髪の毛が短いと
どんぐりと呼ばれたり

基本冬でも
半袖半ズボンのため
(K息子自身が長袖長ズボンを嫌う)
服装&見た目を
Hideous, HOBOと
からかわれている
とのことでした。



そういう時にK息子は
相手にどうしているのか
訪ねてみると

言うのをやめろ!
と言うが相手はやめないし

サッカーなどやっていて
自分がミスしたりすると
 
どんぐりにはボール渡すな
とか言われる・・・と。



Katie息子をまず褒めました。


嫌なことを言われたら
ちゃんと相手に嫌だという意思を
言葉で伝えていて偉い!


そして改善策を一緒に考えました。



まずは髪型

(今まではあまりこだわりもなく
ただ短く切っていたので)
クールな髪型にすれば
良いよね。



服装

長袖長ズボンもジャケットも
洋服はあるのに、自分で
着たくないといって薄着で
毎日学校に行っている結果
だからね。
見た目をからかわれて嫌なら
違うものを着ていく?



これが一番大切なこと。
人にやられて嫌なことを
やり返さないことは
本当に素晴らしいことだよ。

相手に何と言われようとも
自分の心が強ければ
大抵のことは解決できるよ。

でもね。

解決できないときは
いつでもマミーに言ってね。
一緒に考えるよ。




K息子黙って聞いていました。





結果


私の美容師さんに
髪を切ってもらうようになり


自分の信念のもと
真冬でも相変わらず
半袖半ズボンで過ごし


自分で解決できることは
解決しつつ、何かあったら
私にも話をし



今日も元気に学校に
行っています。





余談ですが・・
この話をK友人に話したところ。




(友人1の意見)
HOBOって言葉は子供が
人をからかう時にも使ってる。
言うのは良くないが深刻に
とらなくて大丈夫。


(友人2の意見)
やられたらやり返すくらいじゃ
ないと生きていけない。



Katieの意見

喧嘩の売買
したくありません


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